暦の楽しみ方(新月・満月・二十四節気と、言い伝えの吉日の見方)
暦は、新月・満月・二十四節気のような「空と季節の区切り」を手帳に写して、始めごとやふり返りのきっかけにすると楽しめます。言い伝えの吉日は、公的な暦とは別の昔の暦注として、気軽に眺めるくらいで十分です。
- 新月・満月・二十四節気の日時は、天文の計算で決まり、毎年少しずつちがう。
- 新月に「始めたいこと」を1つ書き、満月にふり返る、のように自分で決めた区切りに使う。
- 節気の日には、その名前に合う季節のものを1つ探してみる。
- 吉日は言い伝え。公的な暦には載っておらず、予定を合わせなくても大丈夫。

- 新月(朔)とは
- 月と太陽の黄経の差が 0° になる瞬間のことです。月の満ち欠けのひとめぐりは、ここから数えます。
- 満月(望)とは
- 地球から見て、月が太陽のちょうど反対側に来る瞬間(黄経の差が 180°)のことです。
- 二十四節気とは
- 太陽の黄経が 15° 進むごとの24の区切りに、立春・夏至・霜降のような季節の名前をつけたものです。
- 暦注とは
- 暦に書きこまれてきた、日の吉凶などの言い伝えのことです。天赦日・一粒万倍日・六曜などがあります。
暦は、どう楽しむ?(手帳に写す手順)
月ごとの暦のページから、その月の新月・満月・節気の日時を手帳に写し、それぞれの日に小さな「やること」を1つ決めておくと、暦が毎日の楽しみになります。
- その月の暦のページを開く10月の暦 のように、月ごとのページに新月・満月・二十四節気・雑節の日時が並んでいます。
- 新月と満月の日を、時刻まで手帳に写す夜遅くや明け方の時刻のときも、日付をまちがえずにすみます。
- 節気の名前を写す霜降・立冬のような名前に、その意味をひとこと添えておきます。
- それぞれの日に、小さなやることを1つ決める新月は始めたいこと、満月はふり返り、節気は季節のものを探す、などです。
- 吉日は、別の色で小さく書く公的な暦の日時と混ざらないように、言い伝えの日は分けて書いておきます。
新月と満月は、どう使う?
新月の日に「この月にやってみたいこと」を1つ書き、満月の日にそのふり返りを1行書く、のように、自分で決めた区切りに使うと続けやすくなります。
| 日時 | できごと | 月の暦 |
|---|---|---|
| 10月23日(金)18時38分 | 霜降 | 10月 |
| 10月26日(月)13時12分 | 満月 | 10月 |
| 11月7日(土)18時52分 | 立冬 | 11月 |
| 11月9日(月)16時2分 | 新月 | 11月 |
| 11月22日(日)16時23分 | 小雪 | 11月 |
| 11月24日(火)23時54分 | 満月 | 11月 |
| 12月7日(月)11時53分 | 大雪 | 12月 |
| 12月9日(水)9時52分 | 新月 | 12月 |
新月から次の新月までは、およそ29.5日です。新月から満月まで、満月から次の新月までは、それぞれ2週間あまりなので、ひと月を2つに分けて使うと、無理のない区切りになります。

このサイトでは、月の満ち欠けで何かがかなう・変わるとは書きません。区切りのきっかけとして使います。
二十四節気は、どう楽しむ?
二十四節気は、およそ15日ごとにめぐる季節の目印です。節気の日に、その名前に合う季節のものを1つ探すと、季節の変わり目に気づきやすくなります。
- 帰り道で、落ち葉や花の色の変化を1つメモする。
- 朝の空気の冷たさや、日の入りの時刻の変化に気づいたら書きとめる。
- 店先に並ぶ季節の野菜や果物を、1つ見つける。

二十四節気の名前は、昔の中国の季節の感じ方からきているので、いまの日本の気候と少しずれることもあります。ずれを見つけるのも楽しみ方の1つです。名前の意味は、月ごとの暦 のページに1つずつ書いています。
言い伝えの吉日は、どう見る?
吉日は昔の暦注(言い伝え)で、公的な暦(国立天文台の暦要項)には載っていません。予定を合わせなくても大丈夫で、「始めるきっかけ」として眺めるくらいがおすすめです。
- このサイトが出している吉日は、天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日・己巳の日・大安です。月ごとの暦のページの「言い伝えの吉日」の節に、公的な暦の表とは別の表で出しています。
- 暦の本や流派によって、同じ吉日でも日がちがうことがあります。
- よくないとされる日(凶日)は、このサイトでは出していません。
- 天赦日と一粒万倍日が重なる日もありますが、重なることを書くだけで、日に順位はつけていません。
それぞれの吉日の決め方と言い伝えは、10月の暦の「言い伝えの吉日」 の節にまとめています。
例: ひと月の暦の手帳(このサイトが作った例)
11月9日(月)16時2分の新月から、11月24日(火)23時54分の満月までを、手帳に写した例です。やることは、このサイトが作った例です。
例 手帳の例(日時は計算、やることは例です)
- 11月9日(月)16時2分 新月
- 始めたいことを1つ書く: 寝る前に本を10ページ読む
- 11月22日(日)16時23分 小雪
- 季節のものを1つ探す: 帰り道で見つけた季節の色をメモする
- 11月24日(火)23時54分 満月
- ふり返りを1行: 何日できたかより、続けてみて気づいたことを書く
日時は、国立天文台の暦要項と同じ定義の計算を、分に四捨五入したものです。
暦を使うときの、よくあるつまずきは?
ありがちなのは、吉日に予定を合わせようとして無理をすることと、新月・満月の日がほかの表と1日ずれて戸惑うことです。
つまずき 吉日に予定を合わせようとして、無理をする
こうすると 合わせなくて大丈夫です。言い伝えは眺めて楽しむくらいにして、予定は自分の都合で決めます。
つまずき 新月・満月の日が、ほかの表と1日ずれる
こうすると 新月・満月は「瞬間」なので、世界時で書いた表と日本時間の表では、日付がずれることがあります。このサイトは日本時間で書いています。
つまずき 満月の日の月齢が、15 ちょうどにならない
こうすると 月齢は、その日の正午の値で書くのが国立天文台の暦と同じ書き方です。満月の日でも、月齢が 15 ちょうどとは限りません。
つまずき 節気を、毎年同じ日付だと思う
こうすると 節気の日付は、年によって1日前後ずれます。その年の暦で確かめます。
つまずき 六曜で、行事の日を決めつける
こうすると 六曜も言い伝えの1つで、科学的な根拠はありません。決めるのは自分で、いっしょに過ごす人の考えも大事にします。
3人の、暦との付き合い方
暦を毎日の楽しみにするために、3人がそれぞれの使い方を、ひとことずつ。

ミチカ西洋占星術など
暦の区切りは、空にかかった大きな時計の目盛りのようなものです。満月の夜に窓の外を眺めるだけでも、ひと月の流れが感じられるでしょう。

カヨミ数秘術など
手帳には、新月・満月・節気の3つだけ書けば十分ですよ。吉日まで全部写すと、予定がぎゅうぎゅうになりがちです。

フダミタロットなど
節気の名前を、声に出して読んでみませんか。霜降、立冬、小雪。言葉の響きから、いまの季節のどんなところが浮かびますか。
3人の文とこのページの解説は、AI(Anthropic の Claude)で作っています(3人は1つの AI が演じ分けています。数字は計算のプログラムが出しています)。 AI について
よくある質問
新月と満月の時刻は、場所によってちがいますか?
瞬間は世界のどこでも同じです。それを日本時間に直すか、ほかの国の時刻に直すかで、日付と時刻の書き方が変わります。このサイトは日本時間で書いています。
新月に目標を書くと、うまくいきますか?
うまくいくかどうかは、占いや暦では約束できません。新月は、目標を1つ書き出すきっかけとして使うのがおすすめです。
二十四節気の日付が、毎年少しずつちがうのはなぜですか?
二十四節気は、太陽が黄経 15° ごとの位置に来る瞬間で決まるからです。1年の長さが365日ちょうどではないので、同じ節気でも年によって日付や時刻がずれます。
吉日でない日に始めても大丈夫ですか?
大丈夫です。吉日は昔の言い伝えで、公的な暦には載っていません。始める日は、自分の都合や気持ちで決めてください。
出典と確認日
暦を手帳に写す手順とやることの例は、このサイトのすすめです。日時は、このサイトの計算のプログラム(国立天文台の暦要項と照らしたもの)が出しています。
- 国立天文台 暦計算室「暦要項」(確認日 2026年10月21日)— 新月・満月(朔・望)と二十四節気の日時の定義と、このサイトの計算の照合の相手
- 国立天文台 暦計算室 FAQ(二十四節気)(確認日 2026年10月21日)— 二十四節気が太陽の黄経 15° ごとの区切りであること
- 国立天文台 暦Wiki「周期/月」(確認日 2026年10月22日)— 満ち欠けのひとめぐり(朔望月)がおよそ29.5日であること
- コトバンク「二十四節気」(改訂新版 世界大百科事典)(確認日 2026年10月22日)— 二十四節気の名前が、昔の中国(華北)の季節の感じ方からきていること
- 国立天文台 暦Wiki「暦注」(確認日 2026年10月22日)— 暦注が、暦に書きこまれた日の吉凶などの言い伝えであること
- 国立国会図書館「日本の暦」吉凶を表す言葉③ 下段(天赦日)(確認日 2026年10月22日)— 天赦日の決め方(立春〜立夏の前は戊寅、立夏〜立秋の前は甲午、立秋〜立冬の前は戊申、立冬〜立春の前は甲子)
- 国立国会図書館「日本の暦」吉凶を表す言葉④ その他(一粒万倍日)(確認日 2026年10月22日)— 一粒万倍日の決め方(節月ごとの日の十二支の表・節切り)と、始めごとによいとされること
- コトバンク「寅の日」(精選版 日本国語大辞典)(確認日 2026年10月22日)— 寅の日は日の十二支が寅の日で、毘沙門天の縁日とされること
- コトバンク「縁日」(日本大百科全書・世界大百科事典)(確認日 2026年10月22日)— 寅の日は毘沙門天、巳の日は弁財天の縁日とされること
- コトバンク「巳の日」(精選版 日本国語大辞典)(確認日 2026年10月22日)— 巳の日は日の十二支が巳の日で、弁財天の縁日の己巳(つちのとみ)の日を指すこともあること
- 国立国会図書館「日本の暦」吉凶を表す言葉① 六曜(確認日 2026年10月22日)— 六曜の決め方(旧暦の月の1日の六曜から順に)と、意味の解釈に正しい基準はないこと
ほかの占いサイト・まとめのサイトの文や表は写していません。法律の説明は条文と公的な案内の要約で、個別の相談への答えではありません。
作成 2026年10月22日。
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