ケルト十字のやり方(10枚の位置の意味と並べ方)

ケルト十字は、10枚のカードで1つの問いをいろいろな面から見る並べ方です。十字の形に6枚、その右に縦に4枚を置きます。20世紀のはじめに、A. E. ウェイトの本『The Pictorial Key to the Tarot』が紹介して広まりました。

並べ方(位置の番号と意味)

  1. いまの中心問いの中心にある状況。
  2. 重なるものいまの状況に重なっている課題や影響。助けにもなり、壁にもなりうるもの。
  3. 目指すもの意識していることや、思い描いている理想。
  4. 土台状況の根っこにあるものや、意識の下にある気持ち。
  5. 過ぎていく流れ少し前から続いていて、これから離れていくもの。
  6. 近いこれから近いうちに表れやすいテーマ。
  7. 自分問いに向き合う、自分の姿勢や気持ち。
  8. まわりまわりの人や環境からの影響。
  9. 願いと心配心の中にある望みと、気がかりなこと。
  10. 流れの行き着く先いまの流れのまま進んだときに表れやすい形。決まった結果ではなく、選び方で変えられるもの。

自分のデッキで並べるとき

  1. 問いを1つ心に決めて、カードをよく混ぜます。
  2. 1枚目をまん中に置き、2枚目をその上に横向きに重ねます。
  3. 3枚目を上に、4枚目を下に、5枚目を左に、6枚目を右に置きます(十字の形)。
  4. 7枚目から10枚目は、十字の右側に、下から上へ1枚ずつ積むように縦に並べます。
  5. まん中の2枚 → 縦の3・4枚目 → 横の5・6枚目 → 右の列の7〜10枚目の順に読むと、流れをつかみやすくなります。

10枚引く

  1. じっくり考えたい問いを1つ、心の中で決めます。
  2. 逆位置を使うかを選びます。
  3. 「10枚引く」を押します。カードはこの端末の中で混ぜて引き、どこにも送りません。

逆位置

同じ問いを何度も引き直すより、一度出たカードの読みをゆっくり考える方がおすすめです。

フダミの読み方の案内

フダミ(カードと言葉の占い師)

まず1枚目と2枚目を一緒に見てみてください。いまの中心に、何が重なっているのか。2枚目は壁にも助けにもなる位置なので、どちらにも読める言葉を探すと、問いの芯が見えやすくなりそうです。

3枚目と4枚目は縦の軸です。目指しているものと、その下にある気持ちが同じ方を向いているか、くらべてみるといいですね。

5枚目から6枚目へは、時間の流れです。過ぎていくものを見送りながら、近いうちに表れやすいテーマへ、どんな気持ちで向かいたいですか。

右の列の7枚目と8枚目は、自分とまわり。9枚目の願いと心配は、ひとつのカードに両方が入っていることもありますよね。10枚目は決まった結果ではなく、いまの流れのまま進んだときに表れやすい形です。読み終えたら、変えてみたいところを1つだけ選んであげてください。

カードの読みの文は、AI(Anthropic の Claude)を使って自分たちの言葉で書き、言い回しの点検に通しています。 フダミの読み方の案内と、このページの解説も同じです。 AI について

ウェイトの本とのちがい(流派による差)

ケルト十字は、A. E. ウェイトの『The Pictorial Key to the Tarot』(1910年に出た本。本に書かれた年は1911年)の第3部で、「古いケルトの占い方」という題で紹介された並べ方です。このサイトの位置の意味は、この本を元にしていますが、いくつかの所を変えています。

最初の1枚(シグニフィケーター)
ウェイトの本では、問う人や問いを表すカードを先に1枚選んで置き、その上に1枚目を重ねます。このサイトでは、その1枚を選ぶ手順は省き、78枚すべてから10枚を引きます。
3枚目と4枚目(上と下)
ウェイトは3枚目を上に置き、問う人の目指すもの・理想、またはその状況で手にできる最善のもの(まだ形になっていないもの)としています。4枚目は下に置き、問いの土台・基礎です。このサイトは3枚目を「目指すもの」、4枚目を「土台」として、意識の下にある気持ちも含めて読みます。
5枚目と6枚目(左と右)
ウェイトは、選んだカードの人物が顔を向けていない側に5枚目(過ぎていく影響)、顔を向けている側に6枚目(近いうちに働きはじめる影響)を置きます。人物の向きで左右が変わるので、このサイトでは左に5枚目・右に6枚目と決めています。
7〜10枚目(右の列)
ウェイトは、十字の右側に1枚ずつ上へ積むように並べ、7枚目を問う人自身、8枚目をまわりの環境、9枚目を願いや心配、10枚目をこれから来るもの・最終的な結果としています。このサイトは10枚目を、決まった結果ではなく、いまの流れのまま進んだときに表れやすい形として読みます。
本によるちがい
ウェイトの本のあとに出た解説書では、3〜6枚目を置く順番(上・下・左・右のどこから置くか)や、位置の呼び名が入れかわっていることがあります。どれが正しいというより、自分の使う本の並べ方にそろえて読めば十分です。

ほかの引き方

よくある質問

ケルト十字は何枚使いますか?

10枚です。十字の形に6枚(2枚目は1枚目に横向きに重ねる)、その右に縦に4枚を並べます。

10枚目は最終的な結果ですか?

このサイトでは、決まった結果とは読みません。10枚目は、いまの流れのまま進んだときに表れやすい形で、選び方で変えられるものです。ウェイトの本では「最終的な結果」と書かれていますが、未来を決めるものとしては扱っていません。

ケルト十字は、古代のケルトから伝わった占い方ですか?

そう言える証拠は見つかっていません。広めたのは20世紀のはじめの A. E. ウェイトの本で、「古いケルトの占い方」という題で紹介されています。ウェイト自身は、イングランド・スコットランド・アイルランドで長く私的に使われてきた方法で、タロットでは公にされていなかったと書いていますが、古代のケルトまでさかのぼる根拠は示していません。

本によって位置の意味がちがうのはなぜですか?

ウェイトの本のあとに出た解説書が、それぞれの読み方で、位置の順番や呼び名を変えていることがあるためです。このページの下の「ウェイトの本とのちがい」に、このサイトがどう決めたかを書いています。

初めてでもケルト十字で占えますか?

占えます。10枚を一度に読むのが大変なら、まん中の1・2枚目と10枚目を先に読み、残りの位置をあとから足していく読み方もあります。